むし歯治療

むし歯治療

✓歯がしみる
✓歯に穴が空いた、歯が欠けた
✓詰め物・被せ物が取れてきた

むし歯は、口の中に存在するむし歯の原因菌(ミュータンス菌)が作る酸が歯のカルシウムを溶かし、穴があいてしまう病気です。
原因菌である細菌(ミュータンス菌)は、歯に付着して歯垢(プラーク)を作り、食べ物に含まれている糖質で酸を作ります。
この酸が、歯の最表層であるエナメル質の内部から、歯の成分であるカルシウムやリンを溶かし始めます。
歯の成分が溶け出すこれを「脱灰(だっかい)」といいます。脱灰(だっかい)が始まり、やがて歯に穴があいて、むし歯になります。

むし歯治療はむし歯の進行状況に合わせて治療を行います。

C1

歯の最表層であるエナメル質のみのむし歯で表面に浅い穴が開きます。
▶︎治療法:ブラッシング指導後、レジン(樹脂・プラスチック)充填

Before

レジン

After

C2

エナメル質を通り越して象牙質まで到達したむし歯で、しみる症状が出ることもあります。
感染歯質を削り取ってなくなった部分を補う処置が必要です。
▶︎治療法:レジン充填もしくはインレー修復

Before

詰め物

After

C3

歯の神経までむし歯が到達した状態です。ズキズキ痛かったり噛むと痛い症状が出ますが、症状がでていないこともあります。感染した神経を取り除き清掃する根管治療が必要となり、歯を長持ちさせるためにも重要な治療になります。
▶︎治療法:根管治療と歯冠修復が必要

Before

After

C4

歯の頭の部分がなくなり、根っこだけが残った状態で、歯の保存が困難になります。
▶︎治療法:この状態まで来ると抜歯となるが、歯冠延長術や矯正的挺出により保存することも可能

Before

After

根管治療

根管治療

☑歯がズキズキと痛む
☑歯の根の治療がなかなか終わらない
☑できるなら歯を残したい

歯の根っこのことを根管といい、根管内を清掃する治療を根管治療といいます。
重篤なむし歯になってしまった場合の、歯を保存する最後の治療となります。
歯の内部にできてしまった感染歯質や感染歯髄を除去することで歯の保存が可能となります。しかし、根管の数や形態は肉眼では確認できない事が多く、適切な診断・治療を行うためには根管の状態を正確に把握する必要があります。そこで当院では通常のレントゲンだけではなく、歯科用CT撮影による歯の状態を把握することがあります。また、根管治療には肉眼ではなく拡大鏡を必ず使用し、常に拡大視野下での治療を行うことで精密な治療を行います。
また、清掃してきれいになった根管内への細菌の再侵入を防ぐ必要があります。
根管治療は、歯を保存する上でとても重要な治療になります。家で例えるならば、根管治療は家の基礎工事といえます。歯を長持ちさせるために必要な根管治療の重要性を認識していただけたら幸いです。
他院で抜歯だと言われて諦めていた方も、最大限に歯を残す治療のお手伝いができる可能性があります。ぜひ当院までご相談ください。

根管治療の進行

歯の根の先に膿が溜まっている状態です。

リーマーという器具を使い汚染された歯の神経を取り除きます。

歯の空洞を「ガッタパーチャ」という薬で埋めていきます。

土台を入れ固定し、歯のかぶせものをします。

抜髄治療

炎症を起こしている歯髄(しずい)を取り除く治療のことを抜髄(ばつずい)といいます。一般的に「歯の神経を抜く」ということを指します。抜髄治療が不十分だと、何度も痛みや再感染が発生します。そのため、精密な治療で根管内への菌の再感染を起こさせないことが非常に重要となります。

感染根管治療

歯髄(しずい)に菌が入り込んで何度も炎症を繰り返す場合や、根の先端(根尖)にまで炎症が起こっている場合には、感染源となっている細菌を速やかに取り除く治療が重要となります。感染根幹治療では、歯髄を切開し、歯根のクリーニングを徹底的に行うことで、抜歯のリスクを低下します。

歯周病

歯周病

☑歯がズキズキと痛む
☑歯の根の治療がなかなか終わらない
☑できるなら歯を残したい

歯周病は歯垢(プラーク)に含まれる歯周病菌によって、歯ぐきが炎症を起こし、歯ぐきや歯を支える骨が溶けていき、重度の歯周病だと歯が抜け落ちてしまうこともある恐ろしい病気です。
歯周病には歯肉の炎症のみの歯肉炎と、歯肉の下にある骨が溶けてしまう歯周炎に分かれます。
主に10代以下のお子さんにみられる初期の歯肉炎では、ブラッシング指導が重要となります。大人になる前にしっかりとした歯磨きができるようにしておくことで歯肉炎の改善とともに、大人になってからの歯周炎の予防にも繋がります。軽度の歯周炎では、ブラッシング指導とともに歯石を除去するスケーリングやSRPなどの初期治療を行います。軽度の歯周炎の段階で食い止めることで将来的な歯の喪失を防ぐことに繋がります。
重度の歯周炎となってしまうと、基本治療のみでは治癒せず、歯周外科治療が必要となることがあります。また、骨がほとんど残っていないなど、進行状態によっては、歯を抜かざるをえないこともあります。
失った骨を復活させる歯周組織再生療法という治療法もありますので、気になる方は当院スタッフまでご相談ください。

歯周病の進行

健康な状態

歯茎はピンク色で引き締まっています。歯肉溝(歯周ポケット)は1〜2mm程度です

歯肉炎

歯垢(プラーク)が溜まり、歯茎に赤み・腫れなどの炎症が起こります。歯肉溝が徐々に広がってきます。

軽度歯周病

歯垢を放置すると、歯石となります。歯茎の炎症が拡大し、歯磨きで出血することもあります。

中度歯周病

歯を支える歯槽骨が溶け始めます。歯茎の炎症は更に悪化し、膿が溜まり、口臭もきつくなります。

重度歯周病

歯肉溝は6mm以上になります。歯槽骨は半分以上溶け出し、支えを失って、歯がグラグラするようになります。

歯周病は、自覚症状がないまま進行し、
自覚症状が出てからだと
すでに重度歯周炎となっている場合もあります。
全身の健康にも影響を与えますので、
定期的なクリーニングで、お口を清潔に保ち、
歯周病の予防にも着目してみてはいかがでしょうか。

歯周組織再生療法(エムドゲイン)

重症化した
歯周病の治療

歯周組織再生療法(エムドゲイン)

重症化した歯周病の治療

歯周病は歯茎の炎症から始まり、さらに進行すると骨を溶かしていきます。
歯茎の炎症だけの段階であれば十分に治る可能性がありますが、一度骨が溶けだしてしまうと、溶けた骨は元通りに治ることはないといわれていました。
そういった歯周病が重症化した症例に対して適用されるのが「歯周組織再生療法」と呼ばれる歯周病の治療法です。

歯周組織の再生を促すエムドゲイン

歯周病により歯周組織(歯槽骨や歯根膜など)を失った部分に「エムドゲインゲル」を塗ることで、支持組織を再生させる治療をすることが出来ます。
エムドゲインの主成分は、子どもの頃、歯が生えてくるときに重要な働きをする「たん白質」の一種です。この成分は歯が生えてくる時と同じような環境を作ることができ、歯周組織の再生を促します。
歯周組織が再生されることで、正しいブラッシングがしやすくなり、口腔内はプラーク(歯垢)や歯石が溜まりにくい環境に整えられます。その結果、歯周病の進行が抑えられ、再発リスクを低減させることができます。

エムドゲインによる治療の流れ

01 歯肉の切開・歯石の清掃

手術は麻酔をかけて行います。治療する部分の歯肉を切開し、歯根表面に付着している歯石の除去・清掃を行います。

02 エムドゲインゲルの塗布

清掃してきれいになった歯根表面にエムドゲインゲルを塗布します。

03 縫合

剥離した歯肉を元にもどし、切開した歯肉部分を縫合します。手術をしてから、歯槽骨が再生するまで、約6ヶ月程かかります。

予防歯科

予防歯科

体の健康はお口の健康から

当院では健康にこだわり、予防歯科に力を入れています。また、レントゲン写真と口腔内写真をお見せしながら、丁寧にご説明いたします。

歯が健康でなければ食べ物をしっかりと噛むことができず、栄養吸収の妨げや免疫力の低下を招き体全体の健康が損なわれます。免疫力が下がると、日和見菌という腸内細菌が害を与えるようになるなど、さまざまな病気を引き起こすリスクがあります。
そのため、体内の菌のバランスを整えておくことで、発症リスクは大きく下がると考えられています。歯を健康に保つことは、体全体の健康につながっています。

80歳でも20本の歯を保つために

80歳でも20本の歯を保つために

予防歯科が浸透しているスウェーデンでは、80歳の方でも平均20本の歯を保っているという事実があります。一方の日本においては、80歳の方の平均残存歯数はたったの8本しかありません。通常28本の歯があるのに、約1/4しか残っていないのが現状です。
歯は一度削ってしまうと元に戻らないうえ、治療を重ねるたびにどんどん削る量が増え、歯の寿命を縮めていきます。歯の健康寿命を長持ちさせるために一番大事なことは、むし歯にならないように予防すること。そして治療した歯はしっかりメンテナンスを行い、再治療をなるべく防ぐことがもっとも重要です。

治療費や治療時間が減る

治療費や治療時間が減る

むし歯や歯周病は進行するほど治療期間も長引き、時間的・経済的なご負担をおかけすることになってしまいます。また、一度治療が終了した歯でも、予防やメンテナンスを怠ると再発してしまうリスクが十分に考えられます。
一方、初期のむし歯や歯周病なら治療も簡単なもので済み、費用も時間もそれほどかかりません。定期的な検診やメンテナンスを継続することは、患者様ご自身のご負担を軽減するという意味でも非常に重要と考えます。

お口の
「エステ感覚」で
定期検診を

お口の「エステ感覚」で
定期検診を

予防歯科で重要なのは「専門的なクリーニング」と「正しいブラッシング」です。お口の中の健康や美しさを維持するために、定期検診やメンテナンスで、ご自宅の歯磨きだけでは落としきれないプラークや歯石を除去することをおすすめいたします。「お口の中がスッキリして気持ちがいい」と、エステ感覚で通われる方も増えてきています。

エアフロー

水と微細なパウダーをウォータースプレーで吹き付け、歯の表面の汚れを強力に取り除きます。歯面を傷つけずタバコのヤニ・コーヒー・紅茶・ワイン等のしつこい着色汚れを短時間で効果的に除去する効果があります。

トリートメント

特殊なペーストを用いて、歯面の細かい傷を直して着色しにくくする方法です。

スケーリング

歯面に付いた歯石を取り除く方法です。

親知らず・口腔外科

親知らず・口腔外科

口腔外科治療とは顔面外傷やけが、口腔内および顔面の疾患(のうほうなど)、顎関節疾患などに対する治療も行います。
代表的な治療として親知らずなどの抜歯手術があげられます。

また口腔外科領域においては、食事や発音・会話がうまくできないなどの機能的な障害に加えて審美的な障害も発生します。治療によりお口の中・あご・顔全体の自然な形態や機能が回復すると、健康的な美しさを取り戻すことができます。

お口の気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

親知らずとは

親知らずとは

顎が小さく退化してしまった現代人には親知らずが生えてくるスペースが十分に無く、トラブルが多発してしまうことがあります。
親知らずは他の歯と違いまっすぐに生えないケースが多く、十分な歯磨きを行うことができず、それが原因となり、多くの問題が発生します。歯磨きが十分に出来ないので、虫歯になるリスクが非常に高く、食べかすが溜まりやすいため、歯肉の炎症を起こすリスクが高くなります。炎症をそのまま放っておくと、痛みと共に細菌が増え続け、悪臭や膿が発生し、口臭の原因となります。
一番困ってしまうのは隣の歯まで虫歯にしてしまうことが一番大きなリスクになります。また、十分なスペースが無いところに歯が生えてきますので、全体の歯並びに悪影響を及ぼすこともあります。

このように親知らずを放っておくと大きなリスクがあります。中には上下の親知らずの噛み合わせが正常に出来ている場合などは、親知らずを抜かなくても大丈夫なケースもあります。ご自分の親知らずの状態や、状況、悩みがございましたら、一度ご相談に来院してみてはいかがでしょうか。

親知らずは抜いた方がいい?

抜歯した方が良い場合

  • 周囲に痛みなどの悪影響を及ぼしている
  • 歯並びが悪化する原因になっている
  • 歯磨きしにくく、虫歯や歯周病のリスクが高い
  • 歯肉に炎症が起きている
  • 親知らずが横や斜めに生えている

抜歯の必要がない場合

  • 生え方に問題がなく、十分なケアができている
  • 抜歯することで血管や神経に損傷を与えるリスクがある
  • 歯肉の中に埋もれていて、特に支障が無い

親知らずのリスク

炎症をおこしやすい

親知らずは歯磨きが難しいため、食べ残しなどが取り切れず、炎症を起こしやすくなります。
軽症の場合は、腫れている歯肉を洗浄して抗菌薬を飲むことで治ります。
一度炎症を起こした親知らずは、繰り返し炎症を起こすことが多いので、抜歯した方が良いです。ただし、炎症を起こしている間の抜歯はできないので、腫れ、痛みが治まった後に抜歯します。

虫歯になりやすい

親知らずは歯磨きが難しいため、歯磨きで食べかすなどの汚れを完全に除去することが難しく、虫歯になりやすい場所になります。また、親知らずだけの虫歯だけでなきく、隣の大臼歯(奥歯)を一緒に虫歯にしてしまうリスクが非常に高くなり、最悪どちらの歯も抜歯するケースがあります。

口臭の原因

歯磨きでの清掃が十分に行うことが難しいため、細菌などの繁殖を多くなり、悪臭を放つことが原因で、口臭の原因へと繋がる可能性が高くなります。

歯並びが悪くなる可能性

親知らずが前に倒れた状態で生えてくる場合があります。その際に手前の歯を前方に押す力が加わるため、歯並び全体が悪くなる可能性があります。

小児歯科

小児歯科

☑子どものむし歯が気になる
☑学校の検診でむし歯が見つかった
☑子どもがむし歯を繰り返している

「乳歯はそのうち抜けるから、治療しなくても大丈夫」と思っていませんでしょうか?
むし歯は、口の中に存在するミュータンス菌が原因の感染症です。ですので、乳歯のむし歯を放置していると、まわりの歯や次に生えてくる永久歯がむし歯になる可能性が非常に高くなります。また、乳歯は永久歯が生える場所をガイド・サポートする役割もあるので、永久歯が正しい場所に生えてこなくなり、歯並びが乱れてしまう原因となります。
当院では、歯質を強くするためのフッ素の塗布や、むし歯になりやすい奥歯や前歯の裏にある溝を塞ぐシーラント(歯科治療用プラスチック)でお子さんのむし歯の予防をいたします。

フッ素塗布

フッ素は歯質の強化、再石灰化作用を促します。また細菌の繁殖を抑制する効果も期待できます。定期的にフッ素の塗布を行えば、効果的に乳歯や永久歯の虫歯・歯周病予防が行うことが可能です。

シーラント

奥歯のかみ合う面や、前歯の裏には深い溝があり、汚れが溜まりやすくなっています。そこで歯科用のプラスチックを流し込み、溝を埋めてあげることで虫歯予防をします。乳歯や生え変わり直後の永久歯は歯質が弱いので、シーラントは虫歯予防に効果的です。

お子さんの治療の前に・・・

歯の治療は大人でも嫌なものなので、
お子さんにとってはもっと大変なことです。
以下のことを注意していただくと
治療がスムーズに進みやすいです。

お子さんの治療の前に・・・

歯の治療は大人でも嫌なものなので、
お子さんにとってはもっと大変なことです。
以下のことを注意していただくと
治療がスムーズに進みやすいです。

①お子さんの体調の良い午前中の診療がおすすめです。お昼や夕方は、疲れて機嫌が悪くなることが多いです。

②なるべく嘘をついて来院しないでください。かえって嫌がる原因になります。そのかわり治療後にたくさん褒めてあげてください。

③治療中に嫌がって泣いたり暴れたりすることもあります。汗をかくので特に冬場は下着などの着替えがあると良いです。また、治療中はTシャツなどの身軽な服装が良いです。

④待合室では、なるべくリラックスできるように保護者の方が本を読んで聴かせたり、おもちゃで遊んであげてください。

訪問診療

訪問診療

当院では訪問診療に対応しております。
訪問診療では通院困難な高齢者やお身体に障害ある患者様のご自宅に歯科医師と歯科衛生士が訪問し、治療やメンテナンスを行います。お身体に障害があったり、病気で通院することが困難な方ほど口腔ケアが難しく、より治療が必要なケースが多いです。訪問診療では、虫歯や歯周病などの治療、入れ歯の製作・修理、口腔ケアを行います。また、誤嚥性肺炎の予防、口腔機能のリハビリも行います。直接訪問させていただき、患者さんの食生活の場面などを観察させていただき、より細やかにサポートいたします。
費用は医療保険や介護保険が適用できますので、お気軽にご相談ください。

訪問診療のエリアについてのご相談も
お気軽にお問い合わせください。

訪問診療のエリアは、お電話の際ご相談ください。以前、当クリニックに通われておりご病気などで難しくなった方なども、お気軽にご相談ください。
医療費には健康保険が適用され、要介護認定の方は、介護保険と併用できます。

入れ歯・義歯

入れ歯・義歯

入れ歯とは、失った歯を補うための治療法です。手術が必要なインプラントや、両隣の歯への負担が大きいブリッジと比較しても、身体への負担が少ない治療法だといえます。
入れ歯には大きく分けて「総入れ歯」と「部分入れ歯」の2種類があります。
また、それぞれ使用している金属や素材が異なるため、メリットデメリットがあります。

入れ歯が合わなくなってお困りの方、インプラント治療ができないといわれた方へ最適な入れ歯をご提供いたします。入れ歯には保険が適用できるもの、自費でつくるものがありますが、保険・自費を問わず患者さんが納得して使える、入れ歯の製作を心がけています。
入れ歯のことでお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

部分入れ歯

1本でも残存歯があれば適応できます。残っている歯に引っかけて固定するので、ずれにくい入れ歯です。

総入れ歯

残っている歯がまったくない時に適応する入れ歯です。歯ぐきの表面に吸着させる形で固定します。

レジン床義歯(保険の入れ歯)

いわゆる保険の一般的な入れ歯です。
ピンク色の部分はアクリルレジン(プラスチック)で出来ています。 安価に製作する事が出来るため、入れ歯の大部分を占めています。

この素材のメリットとしては、壊れた時の修理がしやすいことです。歯茎とのフィットが悪くなった際に微調整等が手軽に行うことができます。

デメリットは、厚みがあるため違和感が強く、喋りにくかったり食物の食感が分かりにくかったりすることがあります。
また、プラスチックなので落としたりすると割れやすいことも欠点です。

金属床義歯

入れ歯のプラスチック部分を一部金属に置き換えた入れ歯です。
金属は内側に使用するため、目立つ事はありません。

強度が高く、粘膜を覆う部分を薄く作ることができるため、違和感が少なく使用できます。また、温度が伝わりやすいので、温かい物や冷たい物の感覚を感じやすく、食べ物本来の美味しさを損ないにくいです。

金属は主にチタンかコバルトクロムが使用されます。チタンは軽いので、より異物感が少なく快適に過ごすことができます。

デメリットとしては、健康保険の対象外となるため価格が高くなります。また、金属を使用しているため修理が難しく、あごの骨がだんだんと痩せてくることで、徐々に合わなくなると、微調整が難しい点が挙げられます。

ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャーは、保険の入れ歯が目立つ原因である、金属のバネのような留め具(クラスプ)の無い入れ歯です。
通常の保険の入れ歯は、留め具(クラスプ)を残存歯に引っ掛けることで、入れ歯を固定します。そのため噛み締めの力などが残存歯に加わり、残存歯がグラグラしたり脱落してしまうリスクが高まります。留め具(クラスプ)を使わず床で歯茎と歯を覆うことで固定します。そのためクラスプによる締め付けを感じることはなく、なおかつしっかりと噛むこともできます。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーとは、残存歯やインプラントを入れ歯で覆い被せる治療法のひとつです。入れ歯が粘膜で噛む力を支えているのに対して、インプラントオーバーデンチャーは歯やインプラントが支えになります。そのためオーバーデンチャー全体の安定性が高く、噛む力も高いのが特徴です。

オーバーデンチャーは総入れ歯でも部分入れ歯でも適用できる、汎用性の高い治療法です。構造自体も非常にシンプルなので修理も簡単です。しっかりとした機能を出すためには設計やデザインがものを言うため、患者様の口腔環境や欠損状態をしっかりと確認したうえで作られます。

ホワイトニング

ホワイトニング

☑美しく輝く白い歯を手に入れたい

☑歯の着色や黄ばみが気になる

☑コーヒーやワインをよく飲む

☑神経を取った歯が変色してきた

☑セラミックより天然歯の色が濃い

☑結婚式や就職活動などのイベントを控えている

ホワイトニングとは、歯の表面に付いている着色だけでなく、歯の内側の着色も白くできる治療法です。薬剤を用いて色素を漂白するので、歯の表面を削る必要がありません。
稀に知覚過敏が発生しますが、歯に大きなダメージを受けることなく審美性を高めることが可能です。

なお、漂白効果には個人差があるため、得られる白さにも限りがあります。
そのような情報も、治療前にしっかりと丁寧に説明致しますので、気軽にご相談ください。

ホワイトニングの3つのメニュー

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングとは、診療室で歯科医師または歯科衛生士が歯の漂白を行います。歯科のプロのみが扱える濃度の高い薬剤を用いるため、短期間で効果を実感できるので、すぐに結果を出したい方にぴったりです。

結婚式や成人式などのイベントを間近に控えている方や、営業職や接客業に就いていて審美面の配慮が必要な方に、お勧めのホワイトニング方法です。

メリット

虫歯・歯周病予防に役立つ

短期間で歯を白くできる

歯を削らずに白くできる

見た目に自信が持てるようになる

歯科のプロの施術により、色むらができにくい

デメリット

色戻りがしやすい

定期的に施術を受ける必要がある

重症なむし歯や歯周病があるとすぐに治療ができない

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングとは、歯科医院で製作したホワイトニング用のマウスピース(トレー)を用いて、患者様がご自宅で施術に取り組みます。マウスピースに薬剤を注入し、一日に決まった一定時間マウスピースを装着することで、少しずつ歯を白くすることが可能です。

使用する薬剤はオフィスホワイトニングと比べて濃度が低いため、歯にしみにくくなっています。効果が出るまで期間が掛かりますが、その分しっかりと歯に浸透していき、色戻りしにくいのが特徴です。

メリット

自分の都合の良い時間帯にできる

色持ちが良い

施術後の歯の荒れを抑えられる

透明感のある自然な仕上がり

デメリット

自主的に施術へ取り組む必要がある

施術直後に飲食や喫煙ができない

1回の施術時間が長い

歯が白くなるまでに時間がかかる

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で取り組むホームホワイトニングを組み合わせた方法です。両者のメリットの良いとこ取りができるため、どちらかの治療法を単独で行うよりも、効率的に歯の審美性を向上することができます。

メリット

短期間で歯を白くできる

歯の色を長期的に維持することが可能

歯をより白くできる

デメリット

オフィスとホーム両方の費用がかかる

知覚過敏のリスクがある

自主的に施術へ取り組む必要がある

施術直後に飲食や喫煙ができない

インプラント

インプラント

歯を失った場合に行なう治療の一つであるインプラント。
今までですと入れ歯(義歯)、ブリッジといった治療法が主流でしたが、第3の治療法として現在、インプラントが注目されています。
インプラントとは、人工の材料や部品を体に入れることの総称です。

歯科では、歯を失ったあごの骨(顎骨)に体になじみやすい材料(生体材料)で作られた歯根の一部あるいは全部を埋め込み、それを土台にセラミックなどで作った人工歯を取り付けたものを、いわゆるインプラントといいます。

基本的には、顎骨の中に埋め込まれる部分すなわち歯根部(インプラント体)、インプラント体の上に取り付けられる支台部(アバットメント)、歯の部分に相当する人工歯(上部構造)から構成されています。

当院では術前にCT撮影を行い適切な診断のもと安全なインプラント治療の計画を立案、ご説明するように取り組んでおります。その上でインプラントについてのメリットとデメリットの双方をご説明致しますので、安心して治療をすすめられるコミュニケーションを大切にいたします。

当院使用インプラントについて

当院使用インプラントについて

インプラントの製造メーカーは世界で数百種類も存在すると言われ、それぞれの歯科医院ごとに各々使用するシステムが異なります。
当院では、大学病院等でも多くの導入実績があり安定性・安全性にも優れている、アストラテックインプラントを採用しています。

アストラテックインプラントは、スウェーデンのアストラテック社が提供する世界4大インプラントの一つです。このインプラントの特徴は、骨との結合が非常に早く、短期間で咬めるようになり、身体への負担も少ないことです。しかも様々な太さや長さのインプラント体を揃えているので、顎の骨の状態にあったものを選べます。

インプラントのメリット

限りなく天然歯で噛むことに近い感覚

インプラントにすることによって、「自分の歯と同じような感覚でしっかりと噛む」ことが可能になります。
入れ歯の場合は、違和感や食べ物が入れ歯に挟まる問題もあり、「しっかりと噛めない」と悩んでいる方も多いと思います。
インプラントは、失った歯の歯根の代わりにあごの骨に直接インプラントを埋め込み、それを土台として人工歯を取り付けるため、天然の歯と同じような感覚でしっかりと噛めます。
インプラントの材質はチタンが多く使われています。チタンは骨と結合しやすく、劣化しにくい特徴があるため、インプラントが骨に固定されることにより、強い力がかかっても耐えられるようになります。

天然歯のようなきれいな歯を再現

インプラントは見た目の美しさ、つまり審美的に優れていることも大きなメリットです。
保険適用の差し歯の場合はどうしても色味が不自然になってしまったり、入れ歯の場合は金具が見えてしまったりするケースもあります。
インプラントの人工歯部分にはセラミックやジルコニアなどが使われるため、天然の歯と同じような自然で美しい歯が手に入れられるのです。

独立した歯が入るので、
他の健康な歯を削らない

失った歯の治療法としてブリッジや入れ歯を選択した場合は、残っている歯を削る必要があり、健康な歯に負担をかけてしまうことは避けられません。
インプラントでは一部の治療法を除いて、周りの歯を支えにせずに独立した治療が可能なため残っている健康な歯削ったり、負担をかけずに済みます。

顎の骨が痩せるのを防げる

歯を失ってしまうと、天然の歯の歯根部分はあごの骨に埋め込まれているため、あごの骨は次第に痩せていってしまいます。
ですがインプラントでは、直接あごの骨にインプラントを埋め込むため、直接あごの骨に刺激が伝わるようになり、あごの骨が痩せてしまうのを防げるメリットがあります。

健康面・精神面の向上、
アンチエイジングにもなる

自分の歯が残っている人は毎日食べ物をしっかり噛むことで、顎の筋肉を動かしています。
これが実は知らず知らずのうちにあごの筋肉にとってはトレーニングになり、健康な顔を保つことが出来ています。

一方で、歯を失った人は。噛む力が衰えるため、顎の筋肉に十分なトレーニングが出来ず、筋肉が痩せてきます。そうするとしわやたるみの原因にもなってきます。

インプラントのデメリット

治療費が高額(保険適用外)

インプラントは一部の特殊な症例以外、原則的に保険適用外治療となるため、一般的な保険適用での歯科治療に比べると治療費がかなり高額になります。
また、インプラント治療終了後も定期的なメンテナンスが必要になるため、その分の治療費も把握しておく場合もあります。
総合的な費用については丁寧にご説明をいたしますので、不明点がございましたらお気軽にご相談ください。

治療期間が長い

インプラント治療は通常の歯科治療をする場合よりも治療期間が長くなります。
通院回数は、手術以外にも抜歯や経過観察など、治療期間は症状によってそれぞれ異なります。
インプラントの治療期間が長いのは、挿入したインプラントが骨と結合するまで2ヶ月程度の時間を必要とするからです。

手術が必要

インプラント治療では、あごの骨にインプラントを埋め込むための外科手術が必要になります。
持病があって薬を飲んでいる場合や妊娠している場合などは、事前に歯科医師に相談をお願い致します。

治療後のメンテナンスが必要

インプラント治療終了後は、定期的なメンテナンスをする必要があります。メンテナンスでは、インプラントの定着状態や、かぶせ物や噛み合わせの状態などをチェックし、必要に応じた処置が行われます。
また、インプラント治療だけでなく、定期的に歯科でチェックしてもらう習慣をつけると、健康な歯が保ちやすくなります。

マタニティ歯科

マタニティ歯科

当院では、妊娠されている方に安心してお口の健康を維持していただけるよう、妊娠期の不安に寄り添いサポートをさせていただいております。

妊娠期はホルモンバランスの変化に伴い、お口の中もトラブルが起きやすい状態になります。母子感染の予防という観点からも、出産前にしっかりとお口の中をケアすることがとても大切です。

マタニティ歯科について

近年、妊娠中のお母さんを対象とするマタニティ歯科の活動が注目されています。生まれたばかりの赤ちゃんには、むし歯の原因菌が存在していません。赤ちゃんにむし歯の原因菌が存在していないのにむし歯になるのは、家族やお父さん、お母さんから感染すると言われています。そのなかでも一番子育てをするお母さんからむし歯原因菌が感染する確率が高いようです。そのため、お母さんやご家族のお口が健康で、むし歯の原因菌をできるだけ減らすことが、これから生まれてくる赤ちゃんのむし歯予防につながります。

妊娠の安定期の妊娠5ヶ月~7ヶ月(妊娠16週~28週)の間であれば、ほとんどの方が問題なく診療することができます。また、妊娠期間中はお母さんのホルモンバランスが変化し、むし歯になりやすかったり、歯周病菌が増えやすくなるため、妊娠性歯肉炎が起こりやすくなります。つわり等によって歯みがきをすることがしんどかったり、みがき残しが多くなったりもします。どうしても歯磨きがつらい時には、食後にうがいをする、お茶を飲む、キシリトールガムを噛むだけでも予防につながります。ぜひ定期的に歯科でチェックし、赤ちゃんとお母さんのむし歯予防に繋げていけたらと思います。

赤ちゃんの健康な歯を作るために

一般的に妊娠4〜5ヶ月頃に胎児の歯の発育が進むことから、この時期にお母さんの栄養状態が、赤ちゃんの歯の強さや虫歯のできやすさに影響すると考えられます。
右の食べ物は、赤ちゃんの歯を作るのに大事な栄養素であるミネラル分を手軽に豊富に摂ることができます。

妊娠から出産後の治療について

01

妊娠初期(~15週)

赤ちゃんの体が作られる大切な時期です。
必要最小限の治療にとどめることで、できる限り赤ちゃんへの影響や負担を少なくします。

02

妊娠中期(16週~27週)

お母さんも赤ちゃんも比較的安定している時期です。
この時期に積極的に必要な治療を進めます。あわせて、妊娠中は歯周病も進行しやすい状態にありますので、お口のクリーニングを受けて予防することがおすすめです。

03

妊娠後期(28週~)

治療は可能ですが、診療用の椅子に寝ていると腰が痛くなったり、気分が悪くなったりしやすい時期です。安全な麻酔を慎重に選ぶ必要もあります。なるべく妊娠中期に治療を終わらせておきましょう。

04

出産後・授乳中

症状に合わせて治療が可能です。必要に応じて授乳中に危険注意記載のない抗菌薬や安全性の確認されている痛み止めを選択します。

妊婦歯科検診

妊娠すると、女性ホルモンの分泌が増加し、普段よりもむし歯や歯周病が進行しやすくなり、お腹の赤ちゃんにも影響します。
妊婦さん自身や、生まれてくるお子さんのお口の健康のためにも、体調が安定したら、早めに受診しましょう。

対象者:母子健康手帳の交付を受けた人
※他市の妊婦歯科健康診査券は使えませんので尾道市のものと交換してください。

健診内容
・口腔内(歯及び歯肉)の健診
・健診結果の説明
・歯科保健指導

費用 検診料無料
※ただし母子健康手帳別冊にある妊婦歯科健康診査受診票を利用して妊娠期間中に1回限ります。
※治療代は自己負担になります。

Q&A

Q:
なぜ妊娠中に歯科健診を受けるの?
A:

妊娠すると、つわりのために歯みがきが不十分になったりホルモンバランスが変化する影響で、むし歯や歯周病が起きやすくなります。
歯周病がひどくなると、早産や低出生体重児のリスクが高くなると言われています。
また、赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌はおらず、むし歯菌の多くは一番近くにいるお母さんからうつると言われています。
そのため、お母さんのお口のケアがとても大切です。

Q:
健診と同じ日にお口のケアや治療を受けることができますか?
A:

可能です。治療には、保険診療の一部負担金が必要です。

Q:
レントゲンや麻酔は大丈夫?
A:

歯科のレントゲン撮影は、性腺や子宮から離れており、胎児への影響はほとんどありません。
麻酔も通常量の使用では、胎児への影響はほとんどありません。

審美歯科

審美歯科

見た目が”美しい歯”へ

審美歯科ではむし歯や歯周病の治療だけではなく、「見た目の美しさ」にもこだわって治療を行います。
歯並びや歯の形、歯の色にお悩みのあるという方に、理想的な美しさのご提案をさせていただきます。
口元を綺麗にすることで笑顔に自信が持つことができ、ご自身が前向きに過ごせるきっかけにも繋がります。
また、金属アレルギーの方や金属アレルギーのリスクを回避したい方には、金属を使用しないメタルフリー治療も行っております。
患者様お一人おひとりのお悩みに合わせた治療をご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。

当院で扱う審美歯科の素材について

e-max

審美性
★★★★★
再発リスク
★★★★☆
安全性
★★★★★
耐変色性
★★★★★
強度
★★★★☆

審美性と耐久性を兼ね備えたセラミック素材です。天然歯と同程度の強度のため、歯全体の耐久性を考慮した優れた素材といえます。

長所

透明度が高く審美性が高い。

硬すぎず、ある程度ねばりがあるため
割れにくく噛み合う歯を痛めにくい。

金属アレルギーの心配がない。

科学的結合によって吸着するため
二次的な虫歯になりにくい。

短所

金属製のかぶせものより強度は低い。

高品質セラミックのため価格が高くなってしまう。

ジルコニア

審美性
★★★★☆
再発リスク
★★★★☆
安全性
★★★★★
耐変色性
★★★★★
強度
★★★★★

セラミックでありながら金属にも近い性質を持ち合わせており、「白い金属」とも呼ばれています。生体親和性が非常に高く口腔内での化学反応を起こしにくい素材です。

長所

透明度が高く、自然歯のような仕上がりになる 。

汚れ(プラーク)が付きにくい。

精密で二次的な虫歯になりにくい。

金属アレルギーの心配がない。

丈夫で割れにくい。

短所

色調はオールセラミッククラウンに劣る。

修正や調整が難しい。

オールセラミック

審美性
★★★★★
再発リスク
★★★★☆
安全性
★★★★★
耐変色性
★★★★★
強度
★★★★★

かぶせもの全体がセラミック(陶器)で出来ています。透明度が高く、色調も美しいので、天然歯の再現度が非常に高い材料です。金属を一切使用していないため金属アレルギーの患者さんにもお勧めです。

長所

見た目が非常に良く、ほとんど変色しない。

汚れ(プラーク)が付きにくい。

精密で二次的な虫歯になりにくい。

金属アレルギーの心配がない。

短所

歯を削る量が比較的多い。

金属製のかぶせものより強度は低い。

メタルボンド

審美性
★★★★☆
再発リスク
★★★☆☆
安全性
★★★☆☆
耐変色性
★★★★★
強度
★★★★☆

かぶせものの中身が金属で、外から見える部分にのみセラミック(陶器)を貼り付けた被せ物です。見た目がよく、強度も非常に強いかぶせものです。

長所

色調が天然歯に似ているため見た目が良い。

内面に金属を使用しているため、丈夫で割れにくい。

オールセラミックよりも費用が安い。

短所

歯の裏側からは金属が見えてしまう。

色調はオールセラミッククラウンに劣る。

合金を使用するためごく一部の方に金属アレルギーの可能性があります。

ゴールド

審美性
★★★★☆
再発リスク
★★★☆☆
安全性
★★★☆☆
耐変色性
★★★★★
強度
★★★★☆

ゴールドはいわゆる「金歯」とも呼ばれていますが、銀歯と違って金属アレルギーが起きにくく、酸化もしにくい素材です。見た目こそ白くないものの、強度が高いので壊れにくく、エナメル質との親和性が高いので歯になじみやすく虫歯になりにくい、など機能面でさまざまなメリットがあります。

長所

強度があるので薄く伸ばしても折れない。

柔軟に変形することができる噛んでいるうちに
だんだん噛み合わせが合っていきます。

適合度が高いため、
隙間から再び虫歯になることを防ぎます。

セラミックの平均使用年数は
5〜10年と言われているのに対し、
ゴールドは20年程と言われています。

短所

白くない。

自費診療のため、高額になります。

歯ぎしり・顎関節症

歯ぎしり・顎関節症

顎関節症について

顎関節症(がくかんせつしょう)とは、顎(あご)の関節に痛みを感じたり、関節に音がしたり、顎(あご)の周りの筋肉が痛くなったりする症状があります。
口が開かない、モノが咬めないなどの症状が起こる病気です。
主な原因として、歯ぎしり、食いしばりなどで顎関節に強い力が加わることによって発生することが多く、精神的ストレスやスポーツなど症状も含め、さまざまです。

歯ぎしりについて

別名「ブラキシズム」(口腔内悪習慣)、「睡眠時ブラキシズム」 とも呼ばれています。
原因や症状は、個人差があります。
通常歯ぎしりと言えば、睡眠時にギリギリ・カチカチする音であると認識している人が多いと思います。 しかし、歯ぎしりには音のしない物や、日中目覚めているときに発生する「くいしばり」も歯ぎしりに該当します。

なぜあごの症状が出るの?

患者さんによって障害の現れるメカニズムが異なりますが、あごの筋肉の異常なこりや緊張、関節内の微小な損傷、関節をスムーズに動かすために必要な軟骨のずれなどによって発症します。時間の経過とともに自然に症状が軽減する場合もありますが、痛みや運動障害が強くなる事もあるので、症状のある方は早めに受診をお勧めいたします。

どの様な治療方法?

生活習慣の改善も非常に有効です。具体的には、顎の関節をならさない、無理に大きな口を開けない、硬いものは控える、日中の歯ぎしりやかみしめをやめる、頬杖をつかない、などです。夜間の歯ぎしりには、ナイトガードを使用します。

痛みがひどい場合や口が開けにくいときには、短期間痛み止めや、筋肉の緊張を和らげるお薬を使うこともあります。症状によっては、スプリントといってスポーツ選手がするようなマウスガードのようなものを装着することがあります。

CGF再生療法

〜CGFとAFGを用いた新しい再生療法〜

CGF再生療法

〜CGFとAFGを用いた新しい再生療法〜

採血するだけでご自身の血液から高い再生能力をもつ生体材料を院内で作れます。高い効果がある上、より安全な治療方になります。歯周病再生療法とインプラント治療にCGFとAFGはとても有効です。
当院は再生医療等提供機関として厚生労働省より認可を受けている数少ない歯科医療機関です。

CGF
(Concentrated Growth Factors)とは

CGFとは、損傷された組織の再生・治癒に働く「成長因子」を多く含んだ自己血液フィブリンを濃縮したゲルです。
患者さんご自身から採血した血液に添加物(抗凝固剤や凝固促進剤)を一切加えずに特殊な遠心分離機にかけて作製します。患者さんご自身の血液による、完全自己血液由来のフィブリンゲルですからとても安全、安心な材料になります。血液中の赤血球などが分離され、同時に凝固因子が自然に刺激されて、添加物を一切含まないフィブリンゲル(CGF)が形成されます。
自然なフィブリンの網目構造が形成されるので、潰してメンブレン状にすれば、縫いつけることも可能です。

AFG
(Autorogous Fibrinogen Glue)とは

AFGとは、抗凝固剤が入っていない血漿の事で自然な状態に最も近い血漿です。
血漿は毛細血管を介して組織液と循環する事で各細胞に栄養やホルモンを運ぶ働きがあります。
AFGに骨補填材を混ぜることによりゲル状に固まるため、より再生能力を持たせ、大幅な操作性の向上が可能となりました。
このため、歯周病の再生療法や、インプラント埋入時の骨造成、歯周外科、GBRなどの外科処置が、格段に効率よく効果よく行えるようになりました。
両方とも自分の血液を使用して作ることのできる再生療法用材料なので安心して使用できます。

このCGFには成長因子が多く含まれているので、抜歯した後の傷口に用いれば傷の治りが早くなり、腫れも少なくなります。
インプラント治療の際も同様に傷口が早く治り、抽出したフィブリンに含まれる成長因子が骨や歯周組織の再生を促進させるため、治療期間の短縮にもつながります。
  歯周病で失った部分に用いれば歯周組織の再生療法、口腔外科処置に関連する手術に使用すればより早い治療と組織再生効果を発揮します。
このCGF・AFG治療は最先端の治療法であるため、行っている医院はまだ限られます。保険外の治療になりますが、当院では患者様の負担軽減と治癒の促進、安全性、確実性の高い治療の実現のためにいち早く導入し、大きな成果を得ています。
さらに、当歯科医院には最新の歯科用CTがありますのでこれらを併用することで、より確実な診断のもと正確な施術をおこなうことができます。

地方厚生局への届出

再生医療等安全性確保法の施行によりCGFを用いた治療を行う際には地方厚生局への届出が必要です。
当院は厚生局から認可を受けた数少ない医院です。

医療雑誌にも取り上げられました

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